甲斐ナオミ
プロフィール

PROFILE
Kai Naomi

甲斐ナオミ

甲斐ナオミ(かい・なおみ)、翻訳家・著者・英語講師。

カナダ生まれ・カナダ育ち。
モントリオール大学大学院・英仏翻訳科修士課程修了。

6カ国語を習得し、現在は英語・フランス語・日本語を自在に操るトリリンガル。
「話せるようになりたいのに、口に出せない」という日本人特有の課題に向き合いながら、“音から入る”カタカナ英会話メソッドを提案。

著書『カタカナ英会話』(Gakken)は、学び直し世代を中心に大きな反響を呼んで9万部を突破。
ラジオ・テレビ・新聞など各種メディアでも紹介され、「発音の壁がなくなった」「自信が持てるようになった」といった声が多数寄せられている。

NHK『ダーウィンが来た!』『ワイルドライフ』などのドキュメンタリーをはじめ、人気YouTuberの字幕翻訳や国際賞を受賞したドキュメンタリー映画のナレーション翻訳など、20年以上にわたり字幕・ナレーション翻訳を担当。

通訳としても『世界まる見え!テレビ特捜部』(日本テレビ)、『日立 世界ふしぎ発見!』(TBS)、『渡辺直美のナオミーツ』(NHK)などに出演し、言葉のプロフェッショナルとして幅広く活動している。

英語教育の分野では、英検を目指す学生から企業エグゼクティブまで、幅広い層へのプライベート指導も行い、日常の中にある“ことばの可能性”を探求し続けている。

プライベートでは、娘を育てながら4羽のインコと暮らす、大の動物好き。

言葉も人生も、もっとやさしく、もっと自由に――そんな想いで活動を続けている。

01.

甲斐ナオミの生い立ち

多文化の中で揺れた思春期と、言語とのかかわり

私は、多国籍国家であるカナダのモントリオールで生まれました。

教会で生まれ育ち、幼いころから様々な人種の人たちに囲まれて育っていきました。
小学校・中学校は、勉強も頑張っていました。

しかし、「移民の子どもは優秀な成績を収めないといけない」と自分自身で勝手なプレッシャーを感じ、中学生の時に首の不随意運動が何度も起こってしまって入院。

医者から環境を変えることをすすめられ、中学2年で日本に来て一年半ほど過ごしたのですが、環境が合わずに結局カナダへ帰国しました。

「どこにも居場所がない」「英語もフランス語も何を学んでも中途半端な人間だ」とコンプレックスの塊になっていました。

しかし、高校生になって「ドイツ語」に出会い、事態は一変します。
02.

甲斐ナオミの転機

憧れからスタートしたドイツ語が、人生を変えるきっかけに

これまでの英語やフランス語は「学ばなければいけない」と感じながらやっていたのですが、ドイツ語は「響きがカッコいい」と憧れを抱きました。

全くのゼロの状態から新しい言語に触れることによって「できて当たり前」とか「期待に応えなきゃ」というプレッシャーもない。

毎週あるドイツ語の授業が楽しくて楽しくて、廊下で先生に会う度に声をかけては片言のドイツ語で会話をしていました。

そしてある日、先生から「ドイツ語の国際コンクールに挑戦してみない?」と誘われ、ドキドキしながらも参加しました。

すると、なんと国際コンクールで優勝。
副賞としてドイツ旅行もさせていただきました。
ドイツ語の響きがカッコいい!なんて単なる憧れからスタートして
国際コンクールで優勝するまで話せるようになったのは自分でも驚きました。

初めて「もっとたくさんの言語を覚えたい」と思うようになり、スペイン語と中国語も覚えて多くの人と会話をしました。

そして大学院を卒業すると、日本に来ることを決意。
「翻訳家になろう」と考えます。
03.

甲斐ナオミの思い

「日本人がほんとうに話せる英語」を、私は楽しく伝えていきたい

そして、英会話教室に雇ってもらうことになり、私の日本での「英語の先生」「翻訳家」「通訳」としての人生が始まりました。

そんな私が「日本人がほんとうに話せる英語」を伝えていくうえで意識しているのは、やはり「楽しむ」ことです。

「楽しむ」というのは「怠ける」=「よくないこと」という先入観を持たれる方もいるかもしれません。

しかし、それでは思い切って新しい挑戦をすることもままならず前に進むことが出来ません。

人生は一度きりですから、楽しみながら一歩を踏み出せば後悔しない人生を送れるはず。
だから私は、英語を教えるときに『楽しさ』も一緒に伝えるようにしています。

皆さん、一緒に英語を楽しんでいきましょう!

甲斐ナオミ
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